コントレイル引退
2021.12.10
先日のジャパンカップ終わりにコントレイルの引退式が行われました。
しかし、現地に行っていたにも拘わらず、僕は引退式を観ずに競馬場を後にしました。
もちろん、シャフリヤールが負けてそんな気分ではないのもありますが、レース後の福永騎手の涙を見るに、英雄2世の引退式は感動的なものになる事は分かった上で、恐らく僕は違う理由で泣いちゃうと思ったからです。
コントレイルと言う馬名の意味は“ひこうき雲”、僕はユーミンの名曲を思い出し、どうしてもブルトガングをその“ひこうき雲”に重ねてしまうのです。
空に憧れて 空を駆けてゆく
あの子の命は ひこうき雲
才能の煌めきだけを残して、若くしてブルトガングは死んでしまいました。東京のデビュー戦でゴール板過ぎても伸び続け、そのまま空まで昇って行ってしまいました。
その後、同期のコントレイルがクラシックを勝つ度にブルトガングを想い出して、違う世界線を妄想してしまってました。しかし、今回のジャパンカップでコントレイルの競走生活は大円満で終わりを迎え、いつまでもセンチメンタルな気分に浸っててもいけないので、僕も新しい未来を描いて行こうと思います。
先週末に改めて感じたことは、馬一頭一頭、関係者の想いがあって、それぞれの馬生があって、その儚い命を燃やすようにどの馬も精一杯走ってくているんだなと。自分は応援する事しか出来ませんが、不相応な期待はせず、それぞれの才能の器を満たせるよう無事に競走生活を全うして欲しいと願います🌟