ジャパンカップ(2025.11.30)

2025.11.28

随分と昔にフランスまでクロワデュノールを応援しに行ったような気がしますが、実際にはまだ二ヵ月しか経っていないんですよね。この長いようで短い時間で、再びレースに向けて万全の状態へと仕上げるのは、並大抵ではないミッションだと思います。
 
これまでも凱旋門賞帰りでジャパンカップに挑んだ名馬たちは数多くいましたが、どの馬も決して完璧とは言えない仕上がりだったと記憶しています。それでも、ディープインパクトが圧巻の走りを見せたように、本物の名馬には状況を乗り越える力を持っています。
 
クロワデュノールもまた、まぎれもなく“スペシャルな馬”だと私は確信しています。
だからこそ、彼が奇跡を奇跡のままではなく、必然として表現してくれる瞬間を心待ちにしたいと思います。
 
 
京都2歳S
◎ゴーイントゥスカイ
○ベルセシート
 
ジャパンC
◎クロワデュノール
○マスカレードボール
 
 
 

去年はチェルヴィニアがドウデュースに完膚なきまでやられたジャパンCでしたね
 

競馬の面白さが伝わる良いドラマ
 

88%の仕上がりで出て来ると思ってましたが92%。私を安心させてくれました。
 

 
 
勝てると信じていました。
というのも、有馬記念に出せば仕上がりもさらに進み、勝利の確率が高まるはずのところを、あえてここに出走させたのですから、そこには陣営として確かな勝算があるのだろうと思っていたからです。
 
調教の進み具合から見ても、今回はおそらく“九分”ほどの仕上がりだったはずです。
それでも、クロワデュノールの持つ能力なら充分に勝ち負けになると見込んでいました。
しかし——それは過信だったのか、あるいは慢心だったのか。
こういう時というのは、得てして運が味方してくれないものですね。
 
昨年のような軽い流れになれば勝負になった気もしますが、今年は一転して厳しいレース。
直線半ばで力尽きてしまいました。
もし100%の状態で臨んでいれば、また違う結末があったかもしれませんが…今回は、致し方ありません。
 
そして勝ったのはカランダガン。
正直、今でも信じられません。
欧州からあの小柄な馬を連れて来て、東京の2400メートルで勝つなんて——まるでラスボスに突然ベホマを唱えられたような衝撃でした。
競馬とは本当に深く、そして難しいものだと痛感します。
 
それでも情熱の炎だけは絶やさず、また精進していきたいと思います。

コメント