有馬記念2024
2024.12.23
今年の有馬記念を終え、浅い眠りから覚めて帰路につく飛行機の中で、このレースの余韻が身体を巡ります。過去3度の悔しさを晴らしてくれることを願って臨んだ今年でしたが、競馬を始めて30年、これほどの悔しさを感じることはありませんでした。
アーバンシックは、残念ながら流れに恵まれず、上位争いには加われませんでしたが、シャフリヤールはその実力を存分に発揮し、最高のパフォーマンスを見せてくれました。本当に素晴らしかったです。それだけに、勝ってほしかった。その思いが強すぎて、何度も見返したくなるはずのレースVTRも、悔しさが込み上げてきて、積極的には見られません。
運命のいたずらにしても、何をどうすべきだったのか、答えは見つからず、ただただもどかしい思いが募ります。ゴールした瞬間、頭を伸ばしたタイミングで「勝ったかもしれない」と感じ、ゴールラインのちょうど目の前で見ていたウマやんが「勝った!」と言ってくれた時には、ハナ差に強いという変な自信もあって、思わずガッツポーズをしながら口取専用エレベーターに向かいました。しかしそこで、あまりにも残酷な結果を知ることになりました。
この悔しさは仕方ないことだと分かりつつも、有馬記念で最も強い競馬をしてハナ差で2着という結果は、どうしても飲み込みきれません。藤原先生のように、全てを受け入れて「💯点!」と微笑んで言えるような大人になりたいと思います。この悔しさを癒すためには、未来の勝利しかないと理解していますので、次回また有馬記念に挑戦できるように、運を高めていきたいと心から思っています。